薬袋善郎

更新日:2008/01/04 カテゴリー:講師の評価

駿台予備校で長年教えていた有名講師。著書も多数。だが、はっきり言って説明は下手すぎる。一言で言えば「非常に簡単なことをクドクドと冗長に説明し、かえってわかりにくくしている」ということになる。

彼の著書である「思考力をみがく 英文精読講義」(研究社)を読めばそれがわかる。たとえばLesson14の説明。クジラの構文を機械的に使うと誤訳となってしまう問題をチョイスしていることは評価できる。しかし、その説明がいただけない。長々と、冗長な説明を施し、きわめてシンプルに説明できることをかえってわかりにくくしてしまっている。ほんとにこれで駿台で長年教えていた有名講師なのだろうか。

伊藤和夫にしろ、薬袋善郎にしろ、駿台の講師は、シンプルに説明すればわかるところをまわりくどく、難しい言葉を使って説明する。この人たちの書いた本を読まされる受験生が気の毒だ、というのが偽らざる感想である。

西きょうじ 代々木ゼミナール

更新日:2007/09/30 カテゴリー:講師の評価

お勧め度⇒70点 

「ポレポレ英文解釈」など、多数の著書を持つ。基本的な英語読解のノウハウを教える点に関しては評価することができる。しかし、長文読解に関しては「情報構造」など、不必要な視点を持ち込むことでかえって受験生が混乱してしまう。

富田一彦 代々木ゼミナール

更新日:2007/09/30 カテゴリー:講師の評価

お勧め度⇒70点 

「英語に知識は必要ない。論理的思考で問題は解ける」をモットーとする講師。論理的な解説を売り物にするが難関大学を目指す受験生にとっては説明が回りくどく冗長に思えることもある。

代々木ゼミナール西谷昇二

更新日:2007/09/30 カテゴリー:講師の評価

お勧め度⇒45点 

非常にルックスのよい講師。授業の中にさまざまなエンタテインメントを取り入れ、受講生をやる気にさせることに関しては定評がある。しかし、英語講師としての実力には疑問がある。解説は答え合わせに終始し、説明もプロの目からみれば当を得ていないことが多い。そのようなことから難関大学を目指す実力のある受験生からはあまり高い評価は得ていない。

人気があるかどうかと実力がつくかど...

更新日:2006/12/24 カテゴリー:講師の評価

大手予備校では、いわゆる「人気講師」の授業を受けようと必死になる人がいます。

代ゼミなどにその傾向が顕著に現れます。

ここで注意していただきたいのは「予備校で人気がある講師かどうか。」と「その授業を受けて実力がつくかどうか」は別問題だ、ということです。

たとえば、代ゼミの古文の授業を担当する吉野講師の授業はいつも締め切りが出るほどの大人気ですが、彼の授業を受けても実力がつくかどうかは疑問です。

吉野講師が代ゼミで人気を保っているのは、元暴走族だったという風変わりな経歴、また、それを売り物にした「雑談」と称する、授業中での体験談などが学力の低い受講生の間で支持されているからなのです。

実際、彼の授業を受けると、授業自体よりも「雑談」に力が注がれ、90分の授業の中で、30分近くの時間がそれに割かれるのです。

学力の低い生徒は、雑談を聞きに来て、満足して帰っていきます。つまり、吉野講師の人気は、そのような学力の低い生徒によって支えられているのです。

もちろん、そのような授業に出ることで受験勉強において重要な要素のひとつである、勉強するモチベーション=やる気、を維持することに多少効果があることは否定できませんが。

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